
SightLine Systems
ITシステムを通じた企業のビジネスプロセスに対して、最適なパフォーマンスとキャパシティのマネジメントを提供。
SightLine製品の背景
SightLine Systems社は20年以上に渡って、企業システムのパフォーマンス・マネジメントおよびキャパシティ・マネジメントのソリューションを提供してきました。SightLine製品は長年に渡ってユーザーからのフィードバックを受けて成長し、ユーザーのニーズを満たす先進的なソリューションを提供しています。
SightLine製品は情報システムから収集したメトリクスだけでなく、ビジネス・データとも組み合わせて分析およびマネジメントすることで、組織のビジネス・レベルまでにいたるパフォーマンスとキャパシティをマネジメントします。これにより、単にシステムの状況を監視したり故障を通知するだけのツールの上を行くビジネス指向のマネジメント・ソリューションを提供します。
プロダクト構成
SightLine製品には、データを収集するエージェントと、エージェントから送られるメトリクスの表示や分析、レポート作成などユーザに提示するマネジメント・コンソール、およびキャパシティ・プラニングを行うシュミレーションの3つの種類があります。また、一部のメトリクスにはマネジメント・コンソールが直接収集するものもあります。
- エージェント製品
- マネジメント・コンソール製品
- シミュレーション製品
エージェント製品
SightLine社のエージェント製品は、マネジメントする対象にインストールされ、各種のパフォーマンス・データを収集します。
エージェント製品には下記の2種類があります。
Power Agent
Power Agent(PA)はマネジメントするOSにインストールされ、SightLine製品のメトリクス収集のコアとなる製品です。Power AgentにはOSからの各種メトリクスをまとめてワークロードとする機能や、しきい値の設定機能などもあります。
Power Agentは多機能なメトリクス収集機能を持ちながら、システムへの負荷を最少にします。 下記のプラットフォームのPower Agentが提供されています。
- Windows Server 2008 32bit / 64bit
- Windows Server 2003 32bit / 64bit
- Linux (RedHat 6, SuSE 11) 32bit / 64bit
- Linux (RedHat 5, SuSE 10) 32bit / 64bit
- Stratus VOS
- HP OpenVMS
- HP HP-UX
- IBM AIX
Interface Agent
Interface Agent(IA)はPower Agentのオプションとしてインストールされ、Power Agentが提供する機能を超えて個々のアプリケーションやインタフェースなどからのメトリクスの収集を実現します。
Interface Agentが接続するマネジメント対象には下記のものがあります。
- Interface Agent for Component Services
- Interface Agent for ftScalable
- Interface Agent for IIS
- Interface Agent for Log File
- Interface Agent for MS Exchange
- Interface Agent for .NET
- Interface Agent for Oracle
- Interface Agent for SMI-S
- Interface Agent for SNMP
- Interface Agent for SQL Server
- Interface Agent for Terminal Server
- Interface Agent for Summarizer
- Interface Agent for Hyper-V
- Interface Agent for Xen-App
マネジメント・コンソール製品
マネジメント・コンソール製品には、WindowsアプリケーションであるExpert Advisor/Visionと大規模環境にも対応するWebアプリケーションであるEnterprise Data Managerがあります。
Expert Advisor/Vision
Expert Advisor/Vision(EA/V)は、Windowsアプリケーションで、Power Agentで収集されたメトリクスの分析や表示、レポート作成などの機能を提供します。

Enterprise Data Manager
Enterprise Data Manager(EDM)はWebベースのパフォーマンス・マネジメント製品です。1,000台を超える大規模なシステムのマネジメントにも対応するモジュール構成をとっており、規模に応じて柔軟な構成が可能です。
また、EDMはVMware(ESX, ESXi, vCenter)やJavaアプリケーション・サーバー(JBoss, WebSphere), JVMと直接接続し、メトリクスを取得することができます。

シミュレーション製品
SightLine製品が収集したメトリクス・データを使用して、ハードウェアやワークロードを変更した場合のキャパシティをシミュレーションするWhat-if分析を行います。
ForSight

全体構成
全体構成 SightLine製品はネットワークを通じてメトリクスの収集を行いますが、PAはローカルにもメトリクスを保存し、マネジメント・コンソールへの接続が切断してもメトリクスが失われることはありません。

SightLine製品の特徴
包括的パフォーマンス・マネジメント
SightLine製品はシステムからのメトリクスの収集、分析、将来予測までパフォーマンス・マネジメントに必要な機能を包括的に提供しています。SightLine製品を使用することで企業システムのパフォーマンス・マネジメントのサイクルを構築し、最適なパフォーマンスとコストを実現します。

幅広いメトリクスの収集
SightLineはオペレーティング・システムのパフォーマンス・メトリクスや、アプリケーションからのメトリクスを扱えるだけでなく、幅広いデータをメトリクスとしてリアルタイムで収集することができます。
これにより、システムの現状の稼動状態の把握だけでなく、将来の予測や適切な配備などが可能になるだけでなく、ビジネスデータもメトリクスとしてSightLineに統合することで、システム情報をビジネス情報と関連付けることができ、ROIの確認やビジネス・プロセスも含めたパフォーマンスの分析を行うことができます。
SightLine Systems Corp.について
SightLine Systems Corp.は米国バージニア州フェアファックスに本社を置く、エンタープライズ・パフォーマンス・データ・マネージメントとキャパシティ・マネージメントのリーディングカンパニーです。SightLineは、アプリケーションやストレージ、データベースといったクリティカルなITシステム全体のプロセスレベルに至るまでのフォレンジック分析とルートコースアナリシス及びデータの相互関連性分析に特化したリアルタイム運用インテリジェンス・ソリューションです。SightLineの強力な分析機能は、異常な挙動や事象とそこから動的に生成される対処策に関する特定時間帯や過去の履歴データ、リアルタイム・データの解析とトレンド分析を提供します。SightLineは、顧客のビジネスシステムのパフォーマンスの可視化と稼動を最適化し、サービスを安全確実に提供することを実現します。
日本サイトラインシステムズ株式会社について
日本市場におけるSightLine製品の販売、テクニカルサポート提供に加え、市場開発、マーケティング活動を通じて、日本国内のシステムインテグレータ様、パートナー様、グローバルパートナー様とのビジネスリレーションを強化し、日本市場におけるSightLine事業の拡大を目指しています。 日本サイトラインシステムズ及び、SightLine Systems製品群の詳細は下記ウェブサイトでご覧下さい。
日本サイトラインシステムズ